睡眠の杜

アロマとお風呂でリラックス

規則正しいリズムで生活していれば、いつもの時間に近づいてくると体が睡眠の準備を始めます。しかし何らかの事情でそれが崩れてしまったとき、中々寝付くことができないことも。そんなときは「全然眠れない!」「早く寝ないと・・・」と焦らずに、リラックスして眠くなるのを待つことが、スムーズに入眠できるコツです。

睡眠前のリラックス:アロマ編

香りや香りの作用はそのまま脳へ作用します。香りとは不思議なもので、人の香り、物の香り、場所の香りだったり、その香りを嗅いだだけで安心したり、逆に嫌な気分になることもあるでしょう。今こうして生活をしている中で、「これはどこかで嗅いだことのあるような・・・」と思い返してみると、小さいころ住んでいた家の香りを突然思い出していたり。人間の嗅覚は曖昧に、適当に作られてはいますが、それでも脳ではその香りを記憶しているものです。それほど人間と香りの結びつきは強いのです。

では、その香りの作用を利用して、アロマによるリラックスタイムを作り上げれば良いのです。アロマの種類によっても、集中や安心などの様々な効果がありますので、睡眠以外にも色々と役立ちそうです。それではアロマ紹介です。主にリラックス効果を持っているものを紹介しますので、当然その他の効果も似通ってきます。その場合、香りの好みで選ぶと良いでしょう。

(以下の文中では「効く」との表現が含まれますが、必ずしも効くものではありません。個人差があるとお考えください。また、体質により使用できないものもありますのでご注意ください。)

ラベンダー

ラテン語で「洗う」という由来を持つラベンダー。アロマとしては最もメジャーなものです。ラベンダーの香りには心を落ち着かせ、不安を取り除く等の鎮静作用や、体のバランスを整える作用を持っています。一般的に不眠にもよく効くとされ、不眠を改善したいアロマ初心者が一番初めに試すべきものでしょう。

オレンジ

誰でも知っているあの爽やかな香り。心身から緊張や不安を取り除き、リラックスさせてる作用を持っています。考え事や悩み事で落ち込んでいるときに嗅ぎたい香りです。ラベンダーと並び、多くの人に好まれる香りです。

カモミール

カモミールには「カモミール・ジャーマン」「カモミール・ローマン」がありますが、共にいい香りです。但し、カモミール・ジャーマンのほうが香りも作用も強いので、穏やかな香りを好む方や子どもへの配慮を考えるとカモミール・ローマンをオススメします。

クラリセージ

名前の由来はラテン語で「清浄な」「澄んだ」という意味から来ているそうです。クラリセージの香りはその名のとおり、心身の焦りや恐怖感などを取り除き安心させてくれます。更にその効果から、うつの方にも有効だとされています。

熱失神や日射病などの熱中症による意識障害など、快眠どころではなく命にかかわってくる場合もあります。それも兼ねた夏の日中の過ごし方を学びましょう。

イランイラン

緊張をほぐし、リラックスさせてくれます。しかしイランイランは香りや癖が強く、人によっては本当に嫌いかもしれません。無論香りが強い分効果も他よりやや強めです。特に男性よりも女性の身体に作用しやすい性質を持っています。

メリッサ

某グループも歌っていた「メリッサ」。なるほど、メリッサとはギリシャ語でミツバチを意味し、そのミツバチが好む植物がメリッサなのだそうです。同じくリラックス作用をもっており、レモン系の香りです。

ジャスミン

イランイラン以上に強い香りを放ちますので、使用の際は少量で十分です。強力なリラックス効果やその他の心身のバランスを整える作用を持っていますので、極限まで落ち込んだり無気力になってしまった場合の一つの手段としていかがでしょうか?こちらもうつに対して効果があるとされています。

ローズ

花を贈ることが少なくなった現代、バラの香りを嗅いだことのある方は少なかったりするのでしょうか?あのバラの品のある香り、これもやはり男性よりも女性に良いとされています。男女共に作用する強く、それでいて穏やかなリラックス効果があり、更に女性特有の症状にも効果があるとされています。

マンダリン

アロマの中でも非常に優しい香りであり、効果も穏やかであるため、幅広い年齢層に使用できます。ちょっとした気分転換に向いているでしょうか?

睡眠前のリラックス:お風呂編

昔からお風呂大好き!だった日本人ですが、最近の生活様式の変化や、住居の事情でシャワーのみという方も増えてきています。シャワーだけで何が悪いの?という方、お風呂のリラックス効果を甘く見てはいけません。ここで如何にお風呂が睡眠に役立つかということを学びましょう。

シャワーとお風呂の差

シャワーは確かに手軽であり、お風呂に入ることに比べて掃除などの手間も省けます。しかし、シャワーで温まるのは体の表面だけであり、内部までを温めることは出来ないのです。温められないということは、日中の疲労を身体に溜め込んだままになり、快眠は遠のくばかり。快眠に繋げるためには、疲労やリラックス等とそれぞれうまく付き合わなければなりません。そのために役立つのがお風呂なのです。

お風呂でリラックス!

実際にどうお風呂に入ればいいのでしょうか。先にポイントを挙げましょう。

適度な時間とは?

適度な時間ってどれくらいなのでしょう?これはまさに個人差があり、一概にこれくらいが良いとは言えません。かといって短時間で済ませると身体は温まらず、長時間入り続けると体内の水分が不足してしまいますし、ひどいときにはそのまま倒れてしまうかもしれません。一般的には20〜30分が良いとされていますので、少し額に汗をかく程度が良いかもしれませんね。

熱すぎず、冷たすぎず

適度な時間入るだけで良いとは限りません。何故ならそこにお風呂の温度も絡んでくるためです。リラックスするためにはぬるま湯が良いと雑誌やテレビでもよく取り上げられていますが、熱かったり冷たかったりすると、それが身体に刺激となってしまうのです。刺激を受けた身体は無論睡眠モードに入るわけはなく、むしろ活動するための神経が働いてしまいますのでご注意ください。

適度に身体を冷やすこと

そしてお風呂から上がるときに適度に身体を冷やすこと。これはどういうことなのかというと、就寝前の入浴の場合、お風呂から上がったまま布団に入ると中々寝付けないのです。それもそのはず、睡眠には適度な体温が必要であり、お風呂上りの身体は日中平常時以上に体温が上がっています。お風呂上りにそのまま布団に入った場合、身体は体温を下げようとし、汗をかきます。布団の中で汗をかくとその水分は蒸発しづらく、布団の中にこもってしまい蒸し暑くなってしまいます。そうなると悪循環は始まり、更に汗をかき布団の中でゴロゴロ・・・。

それを避けるために、お風呂上りの際には適度に身体を冷やすのです。急に冷たいシャワーを浴びると身体に刺激になってしまうだけでなく、心臓にも悪影響を及ぼしかねませんので、シャワーを浴びながら少しずつ少しずつ温度を下げていき、ちょっと暖かいかな?というところで留めます。するとお風呂上りでも少し体温が高いだけで、あとは自然と体の機能によって体温が低下していきますので、そこから床につくと良いでしょう。

これは年中有効な方法ですが、夏の蒸し暑い夜に眠れないときにも応用できます。シャワーを浴びるだけでいいのです。脇などの動脈が通っているところを少しだけ冷やしてあげましょう。もちろん最初は温かい温度から初め、少しずつ少しずつ温度を下げていきましょう。

お風呂上りにシャワーなどで身体を冷やすことに抵抗がある方もいるかもしれません。そんな方は自然と体が冷めるのを待ってから布団に入ると良いでしょう。自然に冷めるのを待つのが面倒な方は、お風呂上りに少しだけ身体を拭かないでいれば良いのです。すると体の表面についている水分が蒸発する際に、一緒に熱も奪っていってくれます。但しずっと放置はいけません。最後はきちんと水滴をふき取りましょう。

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