睡眠の杜

適度な睡眠時間

皆さんは一日当たり平均でどれくらい睡眠時間をとりますか?本やテレビ番組でも良く取り上げられる話題ですね。よく理想の睡眠時間は8時間と言われますが、それは全くの誤解であり、医学的根拠もありません。実際に各国の研究機関が算出したデータによると、7時間睡眠が最も長く生きられるという調査結果も出ています。しかし、睡眠時間は個人差が大きく、3〜4時間で十分な人もいれば、9時間以上眠らなければならない人もいます。ちなみに日本人の平均睡眠時間は約7時間半だそうです。

あなたの睡眠タイプはどれ?

睡眠タイプは大きく分類するとショートスリーパー、バリュアブルスリーパー、ロングスリーパーの3つになります。こららのタイプはそれぞれ脳の使い方や性格などに影響することがわかっています。

ショートスリーパー

睡眠時間 6時間未満
人口比率 5〜10%
特徴 外向的、楽観的、自信家、ストレスを溜め込みづらい。

ショートスリーパーとは、睡眠時間が6時間未満で生活に支障が出なかったり、それくらいの睡眠でスッキリする人。歴史上で有名な人物ではナポレオンやエジソンがこれにあたります。ナポレオンは3時間、エジソンは4時間しか眠らなかったとされています。

バリュアブルスリーパー

睡眠時間 6〜9時間
人口比率 80%
特徴 個人差でショート、ロングどちらか寄り。

バリュアブルスリーパーとは、睡眠時間が6〜9時間の人です。人口の大多数がバリュアブルスリーパーであり、このことから睡眠時間は8時間が最適と言う誤解が広まったようです。このタイプは両方の中間に当たるので、その時の精神状況などによって睡眠時間の長さが左右されます。

ロングスリーパー

睡眠時間 9時間以上
人口比率 5〜10%
特徴 内向的、ストレスを溜め込みやすい。

ロングスリーパーとは睡眠時間が9時間以上の人です。普段からストレスや考え込みやすいことから心身へのダメージが大きいので、長い睡眠を必要とします。反面、その性質から奇抜なアイディアに富みます。歴史上で有名な人物ではアインシュタインがこれにあたります。

無眠者

世界的にも極めて稀ですが、まったく寝ない人「無眠者」も確かに存在します。その無眠者の多数は何かのきっかけで突然眠れなくなったと言っているそうです。現在の研究ではまだ無眠のメカニズムは解明されていません。

睡眠時間と性格の不思議な関係?

前項で睡眠時間と性格について触れました。睡眠時間が性格に影響するとはどういったことなのでしょう?ここでキーとなるのはストレスなどによる脳の疲労度です。

ショートスリーパーは外交的・楽観的などストレスが溜まりづらいことから、脳を酷使することなく睡眠時間(=脳の修復時間)が短く済むのです。反対にロングスリーパーは内向的であり、ストレスを溜め込む傾向があります。その結果酷使された脳を修復するために睡眠時間を長く必要とします。

ショートスリーパーとロングスリーパーを例に挙げましたが、だからと言って睡眠時間を変えれば性格も変わったり、その反対もありません。性格も睡眠時間もその他の要因と密接に絡み、その結果がいずれかのタイプに当てはまるのです。

睡眠時間と一生の活動時間

私自身を例にして説明しましょう。私は普段4時間半から5時間の睡眠で十分なのでショートスリーパーとなります。平均寿命まで生きるとし、私の睡眠時間を4時間半、バリュアブルスリーパーの睡眠時間を7時間としたとき、実際に活動している(起きている)時間はショートスリーパーのほうが約7年分長くなります。一度きりの人生なのですから長く活動できる分ショートスリーパーの方が得な気がするでしょう。

しかし現在、一生のうち活動している時間は一定だと言う説があります。つまりこの場合だと、ショートスリーパーよりもバリュアブルスリーパーのほうが長生きすることになります。(但し、ロングスリーパーは最も死亡率が高い)心臓の鼓動数にも限界があるとのことで、その説は妥当な気もしないではないですが、どうなのでしょうね?それを踏まえるとショートスリーパーやロングスリーパーなどのどれがいいと言うわけでもなく、無理に睡眠時間を削らないで個人にあった睡眠時間をとることが、生涯楽しく永く生きていく秘訣ではないでしょうか?

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